初めての山歩き

少し準備して、無理をしない。それだけで、初めての山はぐっと楽しくなります。

山頂に立つことより、笑って帰ることを大切に。

登山は、歩き始める前の準備がとても大切です。

最初から難しい山を選ぶ必要はありません。体力に余裕が残る山から始めて、景色や休憩、下山後の温泉までゆっくり楽しみましょう。

このページでは、初めての山旅で迷いやすいことを、準備の順番にまとめています。

まずは動画で、山歩きの基本を知ろう。

山選び、持ち物、服装、安全に帰るための考え方まで。初めての登山で知っておきたいことを、約13分でまとめました。

約13分 音声はAIで生成しています
01

最初の山は「少し物足りない」くらいで。

登り切れるかではなく、下山まで余裕を持てるかで選びます。

歩く時間

最初は2〜4時間ほどの日帰りコースが目安です。普段の運動量に合わせて、短いコースから選びます。

道のわかりやすさ

案内が多く、登る人が多いコースがおすすめです。分岐が多い道や岩場は避けましょう。

行き帰り

登山口までの交通と、下山後の移動を確認します。最終バスや駐車場の時間も忘れずに。

引き返しやすさ

天気や体調が変わったとき、無理なく戻れるコースを選びます。山頂に着かなくても失敗ではありません。

02

前日までに確認すること

「たぶん大丈夫」を減らしておくと、当日の気持ちにも余裕ができます。

  1. コースを最後まで見る登山口、分岐、山頂、下山口を地図で確認します。地図アプリは事前に保存しておきます。
  2. 天気と登山道の情報を見る雨だけでなく、気温、風、雷、警報も確認します。通行止めや崩れた場所がないかも調べます。
  3. 登山計画を伝える行く山、コース、帰る予定時刻を家族や知人に伝えます。登山届を出せる山では、忘れずに提出します。
  4. 帰る時間を決める暗くなる前に下山できる計画にします。「この時間を過ぎたら戻る」という時刻も決めておきます。
  5. 電池と交通を確認するスマートフォンと予備電源を充電します。電車、バス、駐車場、温泉の最新情報も確認します。
03

日帰り登山の持ち物

天気、季節、コースによって必要な量は変わります。出発前の確認に使ってください。

日帰り登山の持ち物チェックリスト
04

重ね着なら、暑さと寒さに対応しやすい。

山の気温は変わりやすいため、脱いだり着たりできる服装が基本です。

肌に近い服

汗が乾きやすいもの

速乾性のあるシャツを選びます。汗が乾きにくい綿の服は、体が冷えやすいため避けます。

暖かさを保つ服

薄手の上着

フリースなど、休憩中にさっと着られるものを用意します。

雨と風を防ぐ服

上下の雨具

傘だけでは歩きにくく、風にも弱いため、上下に分かれた雨具を持ちます。

足元

滑りにくい靴

足に合い、靴底に溝があるものを選びます。長いズボンなら枝や虫からも守れます。

05

季節が変われば、気をつけることも変わる。

街の気温だけで決めず、登る山の標高と当日の予報を確認します。

春

気温差と残雪

日なたは暖かくても、風のある山頂は冷えます。標高の高い山では雪が残ることもあります。

夏

暑さと雷

早めに出発し、水分と休憩を多めに取ります。雷の予報がある日は、山頂や尾根に長くいない計画にします。

秋

日暮れの早さ

昼と夕方の気温差が大きくなります。夏と同じ感覚で遅く出発せず、防寒着とライトを用意します。

冬

まずは雪のない低山から

雪や凍結のある山には、別の道具と技術が必要です。最初は雪のない、歩き慣れた低山を選びましょう。

06

当日は、ゆっくり、こまめに、早めに判断。

体調や天気は変わります。予定どおり進むことより、安全に戻ることを優先します。

最初から飛ばさない

会話ができるくらいの速さで歩きます。のどが渇く前に飲み、疲れ切る前に休みます。

現在地を確かめる

分岐ごとに地図を見ます。少しでも道が違うと感じたら、その場で立ち止まります。

下山後までが山旅

下山したことを家族や知人に伝えます。運転する人は飲まず、温泉や一杯は体調を見ながら楽しみます。

07

困ったときは、進む前に立ち止まる。

焦って動き続けると、状況が悪くなることがあります。

道がわからない

その場で止まり、現在地を確認します。安全に戻れるなら、わかる場所まで引き返します。やみくもに先へ進みません。

雷が近づいた

山頂、尾根、開けた場所から早く離れます。木のすぐ下で雨宿りせず、建物や車など安全な場所へ移動します。

けがや強い体調不良

無理に歩かず、体を冷やさないようにします。緊急時は110番または119番へ連絡し、現在地を伝えます。

次に歩く人にも、気持ちのよい山を。

準備ができたら、次の山を探そう。

実際に歩いた記録や、一日の流れがわかるモデルコースから選べます。